人気の外壁「ガルバリウム鋼板」と「ガルバリウム風サイディング」のメリットデメリット

こんにちは♪大阪府河内長野市にある後付け庇（ひさし）専門店「ひさしっくす」です。

おうちを建てる際に、最近よく耳にするのが「ガルバリウム鋼板」という外壁です。
「ガルバリウム」とは、米国のベスレヘムスチール社で開発されたアルミと亜鉛、シリコンで形成された金属板です。そのガルバリウムでメッキを施した鉄（鋼板）の建材がガルバリウム鋼板です。

耐火性、耐震性に優れシンプルでかっこいい外観になるためとても人気の高い外壁です。

ただ、カッコイイ！だけを追求すると後悔することもあるので、メリットデメリットを把握して住みやすい家にしたいですよね！

ガルバリウム鋼板のメリット

耐震性が高い
ガルバリウム鋼板は薄い金属のため、外壁材の中ではとても軽量です。地震の際に外壁が重いとそれだけ建物は激しく揺れることになり、建物への負荷はもちろん屋内の家具倒壊などの危険も増しますが、ガルバリウム外壁はそれらを軽減します。　
防水性が高い
ガルバリウム鋼板を窯業系サイディングと比較すると隙間が少なくなっており、水が内部に侵入しにくいという特徴があります。
錆びにくい
アルミニウムが主原料として使用されているため、他の金属外壁材と比較して錆びにくいという特徴があります。

初期費用が高い
ガルバリウム鋼板は薄くて曲がりやすく、物がぶつかってキズがつきやすいので特定の施工業者しか施工できないことが影響しています。ガルバリウム外壁にしたい人の需要に対して、施工業者さんの供給が少ないため、価格は他の外壁より高めです。
遮音性が低い
強い雨や雹が降ったときや風が強いときなどに「うるさい」と感じることがあるかもしれません。
夏場に外壁が高温になる
ガルバリウム鋼板には断熱性能がなく、金属は熱を吸収しやすいので、黒や濃紺などの暗めの色は光を吸収しやすく、夏場の表面温度がすごく高温になることがあります。対策法後付けの庇（ひさし）をお勧めします。

ガルバリウム外壁にしたいけれど初期費用や工期、メンテナンスとう考えると躊躇してしまう、とお考えの方には

「ガルバリウム風サイディング」という選択肢があります！

サイディングは、セメントと木材繊維などを薄い板状に加工した外壁材です。

メンテナンスの頻度が多い
窯業系サイディングは防水性が低いため、約10年に1度は塗り替えが必要になります。また、ボードのつなぎ目のコーキング部分が劣化すると、ひび割れやはがれの原因になります。
防水性が低い
サイディングという素材自体に防水性は無いので、使用を続けていると壁の劣化や雨漏りの原因となってしまいます。これを防ぐために防水性の高い塗装を行うことが必要になります。
熱がこもりやすい
サイディング外壁は蓄熱性があることで夏場の室内は熱がこもりやすいので、窓を開けて通気性をよくすることをお勧めします。
後付け庇（ひさし）で自然の風を取り入れて夏を涼しく快適に。