庇(ひさし)とは?
普段はあまり耳にしない「庇」という言葉。
ですが生活にはなくてはならない程、必要不可欠なものなのです。
「庇」は一言で言うなら家の窓や出入り口の上に取り付けられている日除け、雨除け、雪除け、になる小さい屋根の事をいいます。
かつて、吉田兼好も「徒然草」で「家の作りやうは、夏をもってむねとすべし」に記しているように、
「暑い夏を制するには日除けになるものがいるんだぞ!」とおっしゃっていますよね( ^^)
エアコンのない時代の暑さ対策も大変な苦労があったと思われます。
昔は屋根を伸ばしてみたり、家の柱を工夫してみたり、いろいろ試行錯誤した結果、今は超!簡単に設置できる庇も増えているんです!
最近ではアルミやステンレス製が多く、強度、耐久性に優れた庇も増えています。
そして軽量!
設置の際は軽いのに限る!ですもんね♪
そして、その設置の手軽さで需要が増え、デザインも豊富になってきています。
庇に物干竿に付けて、洗濯物を干したり、フックを付けて花台に活用できるものもあって、とても便利になりました。
また、キャンピングカーや、窓の軒先に取り付け可能な可動式の庇(オーニング)もあります。
布張りの物もあり、お洒落に演出した店舗やお庭でのレジャーなどにもよく利用されています。
お庭でくつろいでいる時に外から見えないのも利点のひとつですね。
このように「庇」とは昔から今までに伝統的なところは残しつつ、改良も進み、現在では簡単に後付けでも設置できるようになっています。
取り付ける場所によって趣向を変えるのも、楽しみの一つかもしれませんね。